Tera Term 4.68 リリース

Tera Term 4.68がリリースされました。

以下が今回の変更点です。


まずは Tera Term 本体

  • 変更
    • 選択的消去に対応した。[関連: 1, 2 ]
    • DECERA(矩形消去)制御シーケンスに対応した。[関連: 1 ]
    • DA3(第三端末特性報告要求)制御シーケンスに対応した。
    • 端末 ID 設定で、VT420, VT520, VT525 に対応した。[関連: 1 ]
    • “ウィンドウ” メニュー、および “ウィンドウのリスト” ダイアログで、ウィンドウの状態を表す文字を表示するようにした。[関連: 1, 2 ]
      + 通常のウィンドウ
      - 最小化されたウィンドウ
      @ 最大化されたウィンドウ
      # 非表示のウィンドウ
      
    • 使用可能なウィンドウの数を 50 から 256 に増やした。[関連: 1, 2 ]
    • 使用可能なプラグインの数を 16 から 32 に増やした。[関連: 1 ]
    • WSAAsyncGetAddrInfo をプラグインからフック出来るようにした。[関連: 1 ]
    • freeaddrinfo をプラグインからフック出来るようにした。
    • マクロコマンド “beep” に引数を追加した。
  • バグ修正
    • セキュリティ修正: DLL 読み込みに関する脆弱性を修正した。 [関連: 1 ]
    • [Setup]-[Serial port] ダイアログを表示したときに Baud rate が正しく選択されていない問題を修正した。 [関連: 1 ]
    • Beep 設定が正しく読み込まれない問題を修正した。[関連: 1 ]
    • DECALN (DEC Screen Alignment Test) 制御シーケンスで、スクロール領域をクリアするようにした。
    • ウィンドウタイトル/アイコンラベル報告要求に対して、空文字列を応答する設定が動作しない問題を修正した。
    • IO-8256 端末の矩形消去、色変更、線引き、行消去制御シーケンスが正しく動作しない場合がある問題を修正した。[関連: 1 ]
  • その他
    • SSH2対応TTSSH(2.55へ差し替えた。
    • TTProxy(1.0.0.17)へ差し替えた。
    • CygTerm+ 1.07_20へ差し替えた。
    • cyglaunch(1.02)へ差し替えた。

セキュリティ修正は、以前話題になったDLL プリロード攻撃に対する物です。
問題が発生する条件は、インストール時に ttssh2 を選択していない場合のみで起き、その場合でも PATH に含まれるディレクトリにファイルを作る必要があるので、実際に問題が発生する事はあまり無いと思いますが、安全の為にもバージョンアップしてください。
他にも、実際に問題が起きる事はないけれど念のために修正したという部分も何箇所かあります。

次は ttssh2。

  • 変更
    • Control menu – Send breakで、ブレーク信号(SSH2 only)を送信するようにした。”sendbreak”マクロもサポートした。
    • keyboard-interactive認証において、パスワード変更が行えるようにした。[関連: 1 ]
    • 圧縮を指定するコマンドラインオプション /ssh-C, /ssh-C=, /ssh-c を追加した。[関連: 1 ]
  • バグ修正
    • SSH2 認証で、サーバが認証方式を返さなかったときにアプリケーションが落ちる問題を修正した。[関連: 1, 2 ]
  • その他
    • OpenSSL 1.0.0bへ差し替えた

次に CygTerm 関連。

  • CygTerm+
    • セキュリティ修正: ‘-d’ オプションでのディレクトリ移動のタイミングを遅らせた。[関連: 1 ]
  • cyglaunch
    • セキュリティ修正: カレントディレクトリを cyglaunch.exe があるディレクトリに変更してから cygterm.exe を起動するようにした。[関連: 1 ]

CygTerm+, cyglaunch の修正も DLL プリロード攻撃対策です。
信頼できないフォルダに対して CygTerm Here を使うと問題が起きる可能性があります。
Tera Term 本体での問題とは違い十分ありえるシチュエーション(*1)で問題が発生します。
CygTerm Here を使っている場合は必ずバージョンアップしてください。
この問題はオリジナルの CygTerm を利用して CygTerm Here を実現した場合にも発生しますので、そのような事をやっている場合は cyglaunch + CygTerm+ の組み合わせに移行する事をお勧めします。

*1: 例えば、ネットからzip等のアーカイブを入手→入手したアーカイブを展開→生成されたフォルダに対して CygTerm Here を使う

最後にその他プラグイン等。

  • TTProxy
    • ポート番号に5桁の数字を指定して保存すると落ちる問題を修正した。[関連: 1 ]

TTProxy は IPv6 対応させたかったのですが、今回のリリースには間に合いませんでした。

あと、ドキュメントで TTXResizeMenu の使い方対応制御シーケンス一覧などを増やしました。
TTXResizeMenu の使い方は本来ならばもっと早く記述すべきでしたが、後回しになってしまっていました。
自分以外に使っている人はいないかと思っていましたが、意外と使っている人がいるものですね。
対応制御シーケンスの一覧も、以前から作りたいと思っていた物でした。
これを作った時にソースなどを色々と確認したおかけで、どの制御シーケンスに対応しているかとか、各制御シーケンスの細かい挙動やバグなどが把握できました。
あと、dispstr を使った操作を行う場合にも参考になると思います。

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